ハネムーンと根切り
アメリカでは新政権ができてからしばらくのあいだ、メディアがきびしい批判を控えるという慣習ともいうべきものがある。それについての説明がここにあった。
これは一種の文化だと思うし、「新顔」につきまとって品のない攻撃からはじめる日本のメディアにはできない芸当だ。
民主党政権は大衆が生み出したものだが、彼らの大部分は自民党にあきあきしていただけで民主党に期待していたわけではなかった。ちょっとお灸をすえようというわけだ。ところがふたを開けてみると自分たちは思いがけず大変なことをはじめてしまったと気づく。今のところ、なにも成果は見えてきていないけれども、なにか新しいことが本当に起こりそうなのだ。もちろん大衆は疑ってかかっており、新しい政権の主張と実行にずれが生じればすぐに支持しなくなるにちがいない。
しかしここはハネムーン期間だということでしばらくは攻撃を控えるのがいいと思う。55年体制以降どれだけ時間が経過したかを考えれば、最初からうまくいくわけでもないだろう。しばらくは官僚の「根切り」(猿回しが猿を仕込む前に行う。猿回しを主人と認めさせるためにある種の虐待をする)を進めてもらい、徹底的に根切りして、これからは自分たちが自由にできるわけではないこと、自分たちが国民にたいするpublic servantでありcivil servantであって主人ではないことを体でおぼえさせることが大事だ。このステップは徹底的にやっておかないと禍根を残す。一部には見せしめ的人事や報復人事があってもいい。官僚を弱らせるには最初が大事だ。こういうことをちゃんとやらないで自民党と同じ道を進みはじめたら民主党は不要になる。それがどこまでできるのか、まずはあたたかく見守っていきたい。がんばってね。
[PR]
by hatano_naoki | 2009-09-18 06:07 | 日日
<< 自由学園明日館 Nike+ Sportband >>