事務次官廃止
民主党が公務員制度改革の中で次年度に事務次官の廃止を検討しているという。
来年の参議院選挙までに民主党がどれくらいの政治的成果をあげられるかはまだわからないけれども、かりに事務次官ポストを廃止できればそれは明治以来連綿と続いて国家を牛耳ってきた巨大なヘビの頭をちょんぎることになり、官僚の支配に一定の打撃を与える可能性がある。これとあわせて官庁の外郭団体への圧力を加え続ければ、経済が浮揚しないとしても民主党は次の選挙で勝つことができるだろう。短期的に経済が立ちなおる見通しはだれが政権をとってもないわけで、こういう状況は無駄を省き悪者探しをするのに向いている。絞れば絞るほど無駄が明らかになるはずだ。事業仕分けにしても三年ほどもかけて徹底的にやっていい。仕分けする側のスキルもそのあいだに高まるだろう。
民主党が自民党のようなだめさでだめになるのは将来的に避けられないとしても、元気のいいあいだにいろいろいいことをやってくれればそれでいいわけで、だめだと思えば別の政党に政権を移せばいい。それが二大政党制の長所のはずだ。そういう意味でいまのところあれこれ問題を起こしながらも総論的にみて民主党はよくやっており、一方で自民党および五十五年体制そのものがいかに制度疲労におちいっていたかが明らかになったことで、これからそうとう長期にわたって自民党は政権に復帰できないだろうという感想を大衆がいだいているという気がしている。
しかしそれにしても経済が予想をこえて悪化すればなにがおきるかわからない。アメリカの戦争にしてもどれひとつ解決しない。歴史の踊り場で先のみえない毎日がつづく。
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by hatano_naoki | 2009-12-05 07:20 | 日日
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