新宿西口高層ビル街区
昼すこし前に用事がすんだので新宿西口の高層ビル街区にある三井ビル地下1階のスタバに寄ってみた。
店は広くはない。照明を落としているので店内は暗く、そのために明かりの具合がなかなかいい。午前中の雨があがってそとは結構光がまわってきており、半地下のような広場に面した白いコンクリートの壁面が暗い店内に光を送り込んでいる。開口部の広い洞窟に似ていると思い、この空間がすこし気に入った。
こういう印象を受けるのは大地震に起因する節電のためだ。大地震の影。
震災後、公共的な空間で照明がすすみ」、東京のあちこちがうす暗い。地震は都会に暗がりを作り出したが、はじめは違和感をかんじたもののすぐに慣れた。いままでが明るすぎたのだ。
高層ビル街区の地下という立地からは当然だが客は勤め人が多いようであり、打ち合わせなのか大きな声で話し合っている白人のグループがいて、そのほかの日本人の客はみなおとなしく本を読んだりスマートフォンをのぞいたりしている対照がおもしろい。
この店が面している広場ではずっと昔、芸能山城組のケチャの公演を見たことがあった。たぶんビルができてからそれほど経っていない頃だ。それ以外にもこの空間はわたしにとって自分の人生の交差点みたいな使われ方をしたことがある。どれもこれも昔のことで、そのあいだに広場を囲む店も変わってしまい、高層ビル街区そのものもずいぶん歴史を刻んできて、街路樹が大きく育ち、その間に落ち着いた場所になっている。
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by hatano_naoki | 2011-06-04 11:59 | 日日
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