展示「わが内なる博物館的欲望」
架空のイベントの話である。
私の興味の対象をモノあるいはイメージとして展示してみたらどんなイベントが現出するだろうかと考えた。
こういうイベントが実現したら、ひとによっては自分のコレクションを展示するだろうし、読んだ本、見た映画、会ったひと、訪れた土地を展示するかもしれない。女好きな男はこれまでに寝た女たちの記憶を展示するだろうし、自殺志望の少年はそれまでに想像した自殺の方法を一覧展示するかもしれない。
自分を構成しているモノ、イメージ、欲望、記憶、後悔、職業的スキル、人的関係、その他もろもろの破片の一覧展示。
こういう行為は、私の中にある「博物館的欲望」を解放してそれらに一定の体系を与えることになる。個人のウェブサイトやblogには基本的にこういう機能が埋め込まれているが、それを意識的に拡張して具体的な展示としてみたらどうかということだ。
ではなぜこういうイメージを持ったのか。おそらく民博(国立民族学博物館)を見たことが引き金になっているが、私の中に自分の展示=自己顕示の思いつきが育っていたのも確かだ。このいまひとつ判然としない思いつきの真の理由はおそらく、今ひとつ燃え上がらない創作的活動への衝動にあるに違いない。

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by hatano_naoki | 2005-08-29 07:08 | 日日
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