幻想の中に生きることは、それはすばらしいことかもしれず、あるいはとめどなく苦しいことかもしれない。
こう言う私がイメージしているのは、日本という「国家のようなもの」だ。 国家は自国民を庇護するために国境で囲い込む。あるいは自国民を閉じ込めて苦しめる。こう言う私がイメージしているのはポル・ポト時代のカンボジアである。 日本という国家が幻想的な存在であるためにそこに住む人々は実在の手触りを味わうことができないが、多くは自分の手が実在する世界に触れていないことすら気がついていない。 半世紀以上も幻想を食らってまどろんできた国家が現実に触れようとするのは、かなり危険な作業である。といって幻想の中に生き続けることはもはやできない。あやうい時代が始まろうとしている。
by hatano_naoki
| 2005-10-30 01:26
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