1年のまとめ
d0059961_19174593.jpg年の終わりを感じさせる夕暮れの中を帰ってくる。
今年はどんな年だったかなと歩きながら考える。
悪い年ではなかった。
いろいろな出会いがあったし、いろいろなところに行っていろいろなものを見た。
しかし、なにか大きな変化がおきる直前の静けさという気分が強い。言い換えると、それまでの枠組みが劣化して新しい枠組みを求めている。ある種のよどみの中にいるといわなければならないかもしれない。
次にくるものが何かは自分でもわからないが、生きている限り、時は確実にやってくる。そういう意味では「生きること」が最大のテーマなのかもしれない。
こういうことを言い出すのも、自分がもはや若くないという自覚に基づいている。加齢は避けることができない。しかし老いることがいやではない。避けることはできないし、老いていくことには他人には分からないほろ苦い喜びもある。
「生きること」の次に来るのは、創造することだ。
現在の私にとって、なにかを作り出すことは生きることと同じ意味を持つ。ウェブサイトを作ること、本を書くこと、写真を撮ることが三つの柱で、特に本を書くことに執着している自分がいる。
その次に来るのは、見ることだ。
どこかに行って何かを見る。見ることは考えることの源で、「見る目」であることが生きて行動する際の基本だ。そういう意味では、私にはプルーストは無理だ。
旅もまた、その日数や移動距離に関係なく、私の生きる糧である。旅をして文章を書いて生きていきたいと時々考える。
その次には、ひとと関わり、ひとから存在の価値を認められることだ。誰でもそうだと思うが、他人から必要とされない人間は死んだと同じである。自分の好きなこと・やりたいことで他人から認められ賞賛されることが、その意味では幸せな人生だということになるだろう。
最後に、多くのひとと出会い交わることである。
人と出会ってコミュニケーションをする。これもまた人生の本質的な喜びだ。
ここに述べたテーマを自覚しながら生きていく。これらの中で、本を出すことは来年の私にとって具体的かつ最重要のテーマかもしれない。
今抱えている原稿を本にした上で新しい本を書き始め、年内に書き上げること。これが実現したら最高だが。
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by hatano_naoki | 2005-12-01 19:19 | 日日
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