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沖縄を書く
沖縄を書きたい。
現時点ではロードムービー的紀行文のスタイルが頭に浮かぶ。
比較的短いひとつの旅(たとえば1週間の旅)の中で起きたこと、出会ったひと、訪れた町について徹底的に細部にいたるまで書き込む。一日目、二日目・・・と一日分が一章になっているような構成。旅の目的地は沖縄本島。国道58号線に沿って旅する記録とか。
「カンボジア・ノート」を書くなかで思ったのは、紀行的文章を書くときかなり私的な記憶とか感慨を織り交ぜてもいいのではないかということだった。

現在沖縄に関する本はかなりの数が出版されていて、アイヌを扱った書籍群と対比されるような歴史・現代史に属するもの、おもしろおかしい旅行記、移住もの、音楽など比較的ひろい範囲をカバーしている。特定地域を扱った本としては多いといえるだろう。
書かれるテーマは琉球処分、第二次世界大戦末期の地上戦、基地問題といった深刻なものと沖縄のひとと社会を面白おかしく綴ったものに二極分化しているような気がする。
沖縄本はずいぶん出ており、出尽くした感じもあるので、それなりに特徴のある内容が求められるだろう。
「カンボジア・ノート」は二年半もかけることになるが、沖縄の本はせいぜい半年くらいで書き上げたいものだ。

(参考)
1)ロードムービー
ロードムービーの要素は、ある地点からある地点への移動、その途上での人との出会い、旅の中で主人公が人間として成長していく"自分探し"の記録、旅先の風景、風土、そこに住む人々の生き様と精神を反映する、始まりがあり終わりがある、旅を人生にたとえる、といったところだろうか。青春ということばも入るかもしれない。
ちなみにロードムービーの原点はフェデリコ・フェリーニ「道」だと考える人が少なくないようだ。一般的には「イージーライダー」あたりか?
2)紀行
広辞苑では「旅行中のできごと・見聞・感想などを記したもの」と説明している。
by hatano_naoki | 2005-12-26 16:47 | 沖縄勉強ノート
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