ドコモから明日発売されるソニー・エリクソン製のSO902i、通称FOMA STICKのモックに触ってきた。
予想以上の出来だ。 表示情報の増大とともにストレート型が駆逐されてクラムシェル型一辺倒だったのが、ここに来てストレート型への回帰ともいうべき傾向が一部に見られ、この製品もそうした流れの上にある。最近はストレート型のほうが新しく洗練された印象を与えるのが面白い。 318万画素オートフォーカスカメラ(しかも動画撮影時は手ぶれ補正可能)を内蔵し、表側は携帯電話だが裏側は完全なカメラの顔を持ち、デザイン的にはどちらも表だという考え方だ。 その他の仕様は凡庸で特に見るべきものはない。シンプルな、小さくてスタイリッシュな機械を目指したのだろう。 グリップ感はすばらしい。実にしっくりとくるし精密感があって、手に持つ小さな機械としては人間工学的に最高の部類に属すると感じられた。実にセクシーだ。 しかし私がこの機械を買うことはない。いまや私の意識はPHSにシフトしており、具体的にはWILLCOMの展開するPHSサービス(良好な通話音質、定額でのパケット通信、フルブラウザ、POPメールの取得、そこそこのマルチメディア機能の組み合わせ)を支持していて、携帯電話という存在にさほど興味をもてなくなっているからだ。 いなかに行けば携帯は必須だが都会では携帯は要らない。現在所有しているドコモの回線は完全に眠っている。 それともうひとつの要因はこの秋に始まるナンバー・ポータビリティである。1993年以来持ち続けてきた携帯番号を失いたくないだけの理由で基本料金を払い続けてきたのだ。ナンバー・ポータビリティが始まればその時点でもっとも魅力的な端末を買うことができるだろう。 あと半年の辛抱だ。たぶんauのワンセグ端末に移行すると思う。 モバイルナンバーポータビリティと携帯市場(野村総研News letter。pdf)
by hatano_naoki
| 2006-03-20 19:47
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