シニア向けウェブサービスは成功するか
最近、シニア向けのウェブサービスが立ち上がりつつあるという。
退職の時期を迎える団塊世代を狙ったマーケティングであることは明白だ。具体的には50歳あたりを境に、その上の世代のニーズに対応したサービスを展開するようだが、ネットでの老後相談とかお墓探しのサイトとか、こういうのが"シニアのニーズ"なのだろうかと、はてなマークが7つくらい点灯してしまう。
団塊というそれなりの巨大マーケットをなんとかしたいというのがそもそもの発想で、次にニーズをあれこれ想像し、掘り起こそうとしているのだろう。
こういう努力はビジネスとしては当然だと思うし、それなりに成功するかもしれない。しかしまず個人的な思いとして、なによりも直感として、かなりばかばかしい発想であり展開だと思ってしまう。
私個人の感覚としては"シニアポータル"にいって同じ年代の職のない仲間を探したり、墓地を物色したり、遺言状の書き方を調べたり、生前贈与のやりかたや親族間のトラブルの解決方法を学んだり、安楽死は是か非かという大議論に参戦したり、老人に向いた料理を提供するレストラン情報を検索したりはしたくない。
"シニアポータル"に自力で行き着けるひとはそもそも"シニアポータル"を必要としない。"シニアポータル"を必要とするひとは"シニアポータル"に行き着けない。PCやネットのスキルの個人差はどの世代にも存在するが、高齢者の場合はこれがかなり極端に現れるはずだ。
そもそもポータルという存在自体が時代おくれであって、Googleさえあれば十分だというのが私の感覚だが、さてどうなるだろうか。
[PR]
by hatano_naoki | 2006-03-27 20:16 | ネットとデジモノ
<< 沖縄勉強ノート(59)わしたショップ JR神田駅界隈 >>