アフリカ大戦のこと
先日、NHKの朝のニュースで「アフリカ大戦」ということばを聴いた。これはなんだろうか?アフリカ各地で戦争や内戦が起きていることは断片的な情報として知っていたが私の中で体系化されていたわけではなく、ようするに「負うことのできそうもない世界の悲劇のひとつ」であったのだ。しかし1990年以降、400万もの人が死んだと聞くと、大変なことが起きているにもかかわらず無関心でいたことがいまさらながらに分かってくる。
紛争の直接的なはじまりは1998年8月に「コンゴ民主主義運動」という組織がコンゴ東部のゴマで武装蜂起したことにある。コンゴ政府のフツ族対策に不満を持ったルワンダ、ウガンダ、ブルンジが反政府勢力を支援し、コンゴ政府を支持するアンゴラ、ジンバブエがコンゴに派兵してアフリカ大戦と呼ばれる国際紛争に発展した。
民族問題とコンゴの豊富な鉱物資源(ダイヤモンド、コバルトなど)をめぐる利権の問題がからみ、問題を複雑にしているという。

コンゴ大戦にいたるコンゴの歴史。
14世紀にコンゴ王国が成立。15世紀頃からポルトガルと交易するが、やがて奴隷の供給地となり、17世紀末頃滅亡。 1885年、欧米15ヶ国が調印したコンゴ盆地条約によってベルギー国王の私有地となり、1908年、ベルギーの植民地となる。 第二次世界大戦後の1960年、コンゴ共和国として独立。その直後に内乱(コンゴ動乱)が勃発した。1962年末に国連軍が介入し、1965年に動乱終結。中央政府軍司令官であったモブツがクーデターで政権を掌握し、大統領に就任。30年以上独裁体制を続けた。
1971年、国名をザイール民主共和国に。1994年、ツチ族とフツ族の民族対立に起因するルワンダの内戦がはじまり、大量のフツ族難民が流入。1996年、フツ族を支持するモブツ大統領に対して反政府組織ADFL がツチ族の国家であるルワンダやウガンダの支援を受けて活動。1997年5月、首都キンシャサを制圧。国名をコンゴ民主共和国に。

最新の情勢を少し追ってみたい。
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by hatano_naoki | 2006-07-31 06:39 | 日日
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