沖縄にエアードルフィンという小さな航空会社がある。
沖縄の島々を結ぶ空路は那覇と先島(宮古島、石垣島、波照間島、与那国島、多良間島)それに久米島、粟国島、南大東島、北大東島があるが、本島周辺の伊是名島、伊江島、慶良間諸島の外地島への定期便は存在しない。いずれもかつては存在したが採算がとれずに廃止されたのだと思う。 ちなみに伊是名島の空港(正式には伊是名場外離着陸場と呼ばれる村営空港)は滑走路610メートル、伊江島空港は1500メートル、外地島にある慶良間空港が800メートル。 エアードルフィンの所有しているのはブリテン・ノーマン BN-2B-26と同20型(いずれも乗客9人)、それにセスナ172L/M(乗客3名)などの小型機だが、エアードルフィンはこれらの島をふくむ島々へのチャーターフライトや「アイランドシャトル」と呼ぶ乗り合いのチャーター便を出している。 「アイランドシャトル」は定期便ではないから客の集まり具合でスケジュールを決めているらしく、客は指定された時刻に空港に行くことになる。セスナで飛ぶ場合には、乗客2名ということもあるわけだ。これはチャーターフライトの感覚に近い。飛行機と自分の関係が変わり、やわらかくなるはずだ。 沖縄の旅の楽しみのひとつは島めぐりだろうが、小型機で農道のような空港に降りる気分は南太平洋のアイランドホッピングを彷彿させる。 写真:エアードルフィンのBN-2B-26、通称アイランダー。
by hatano_naoki
| 2006-12-07 00:38
| 沖縄勉強ノート
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