本が出てうれしいかといえば、もちろんうれしいけれども、なにかユーウツな気分も混じっている。
本ができあがるときのカタルシスはたしかに存在したが、その本はもはや私の力の及ばないところにいってしまい、自分だけが取り残されたような気がしたり、自分がまったくの無力だという自覚にとりつかれたりする。 自分の書くものに意味があるのかどうか、なんらかの価値があるのだろうか? 書くという行為は基本的に自律的だが、他者の視線の中で育つものでもある。前に書いた本に対してはいくつかの感想が寄せられたが、それらは送り手である読者が想像できないくらい私を勇気づけた。今度書いたものにどんな感想が寄せられるかは想像もつかない。
by hatano_naoki
| 2006-12-18 21:58
| 日日
|
mail:
hatanonaoki@gmail.com website: アンコール遺跡群 フォトギャラリー Twitter: hatanonaoki [最新刊] 詳細 『アンコール文明への旅』 『キリングフィールドへの旅』 カテゴリ
以前の記事
ブログパーツ
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||