オリジナルプリントのある部屋
夢の部類に属する話である。
著名な写真家のそれほど大きくないオリジナルプリントを額装して部屋に飾りたい。
オリジナルプリントの質感と表現力にはすばらしいものがあり、ほかの手段で大量に複製された写真と比べるとあまりの差に愕然とする。つまりオリジナルプリントそのものが芸術作品と呼べる存在だ。
写真そのものの存在感がすばらしいのはもちろんだが、大きな理由はその価格にある。絵画は投資ゲームの対象となって久しく、とても買える金額ではない。しかし写真なら買えるかもしれない。手の届かないものになってしまったほんものの絵画と比べると、本物の写真の入手はコストとの対比においていちおう実現可能な範囲にある。
欧米の美術館が写真のコレクションをはじめたのは1970年代以降のことだという。おそらくそれとほぼ同じ頃にオリジナルプリントに対する"投資"が始まったのだろう。そして価格の急上昇もはじまった。アンセル・アダムスのオリジナルプリントにはいまや数百万円の値がつくという。
アンセルアダムスは無理でも、気に入った写真のオリジナルプリントを何枚か自宅の居間やしごと部屋に飾る生活を夢見る。
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by hatano_naoki | 2007-01-02 18:39 | 日日
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