HP電卓
d0059961_784037.jpg部屋を片付けていたら、電卓が出てきた。HP12Cといい、あまり一般的ではないが知っているひとは知っている逆ポーランド記法を採用した金融電卓である。うれしくなってしばらくキーをポチポチと叩いていた。
HP(Hewlett-Packard)社の電卓を初めて買ったときの喜びは忘れられない。それはHP41CVという、電卓と呼ぶのがためらわれるほどの機械だった。なにしろ外部記憶装置としての磁気カードライター/リーダー、書籍として出版されていたプログラム集からバーコードで印刷されたプログラムを読み取るためのバーコードリーダー、感熱プリンタといった周辺機器がそろえられていただけでなく、ユーザーの開発した多数のゲーム(1行のディスプレイにキャラクターで表示される実に知的なゲーム群)すらあって、それはひとつの世界を形成していた。値段は今のパソコンほどもした。
HPの電卓を特徴づけていた要素のひとつは、その数値の入力方法でだった。RPN記法(Reverse Polish Notation)というその入力方法は合理的ではあっても独特といえば独特であって、好き嫌いがあったかもしれない。
手で触れて操作する機械にとっては、その触感とか操作感は重要な要素だ。簡単にいえば快感をえられる機械がいい機械だ。その意味でHP電卓の操作感、特にキー形状やそのタッチはもっともセクシーな種類に属すると思う。
それでは最近の機械でどれがセクシーか?
すぐに思いつかないのが悲しい。

写真:HP12Cの入力キー部分
[PR]
by hatano_naoki | 2007-01-28 20:25 | ネットとデジモノ
<< 思考の星雲(1) 沖縄勉強ノート(106)「中国... >>