遠くはなれて・・・
ここ数ヶ月、次に書くべきものについて呻吟しているわけだが、出口のないトンネルの中を進んでいるような状況の中で、これはどうかというイメージがいくつか浮かんできた。その中のひとつが、「遠くはなれて」というタイトルに集約される一連のエッセイだ。
『カンボジアを遠くはなれて』『沖縄を遠くはなれて』という2冊のエッセイ集をイメージしている。
カンボジアにも沖縄にもうずいぶん行っていないが、それはいわば心の中の汐の干満とでもいうべきもので、決して飽きたわけでもないのだが、ちょっと引いて見たいというところがある。繭の中に入って思考するモード、とでも言えればいいのだが、実際にはそこまで思考することもできていないのがなさけない。
いずれにせよ、少し離れて見たり考えたりするカンボジア、そして沖縄というものを、あまり暑苦しくない、涼やかなエッセイにできないだろうかと、今は考えている。
離れるのはさびしいことだが、離れることで見えてくるものもあるはずだ。考えてみると、これまでカンボジアに関してはそれなりの関心はあったものの、まとまった思考をしてこなかった。これではいけない。考え、それを書きとめ、今現在の自分にとってのカンボジア像を定着させておかなければならない。
沖縄に関しては、カンボジアとはまた違った状況がある。
沖縄はこれから歩かなければならない土地だが、カンボジアとは違って、行く前に勉強している。しかしこれは危険なことでもあって、学習が先走っているのだが実体を喪失している。浮遊霊みたいなものだ。私の沖縄に肉体を与えなければならないのだが、その前に一冊の本にしたいという無謀な企ても垣間見える。
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by hatano_naoki | 2007-06-20 06:38 | 日日
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