MEDIA SKIN~デザインと実装
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MEDIA SKINという小さなパッケージにはいくつかの楽しみが埋め込まれている。こういう携帯は少なくとも私は出会ったことがない。
たとえば有機ELはなかなかいい。そうとう斜めから見てもよく見え、液晶とは違った(近未来的な)感覚をもたらす。それゆえ携帯をテレビとして使うときは実に快適だ。
その有機ELの表示画面をおおうのが強化ガラスだというのもおもしろい。表示される時計はシンプルな7セグメントのデジタル文字だが黒地に表示されるのでくっきり映える。すぐに消えてしまうから実用的かどうかには疑問もあるが、これはこれでいい。
一方、実装されたさまざまな機能は日本における携帯キャリアの市場支配を反映して他の一般的な携帯と特に違っていない。ほかとの違いは要するにデザインだけだ。デザインだけが差別化の手段だというのはなんとも貧しい。携帯がきちんと考えられたデザインを身にまとうのは普及の飽和した時代にはひとつの選択肢としてありうるし、もっと先鋭化してもいいほどだが、「殻」だけが先鋭化していくと"機能横並び政策"との乖離はますます明らかになり、「殻」が夢見る、あるいは必然的に要求する機能を実装できない限り、そのこと自体がキャリアの市場支配に対する批評となるかもしれない。
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by hatano_naoki | 2007-07-16 20:58 | ネットとデジモノ
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