アキバ遊園地
アキバには白物家電と部品屋しかなかった時代から行っているし、最初のmp3プレーヤー、mpmanもその他無数の電子小物もアキバで買った。最近また徘徊するようになったのは、Windows Mobileのスマートフォン(S11HT)を使うようになってからさまざまな小物を探すためだが、それらがいまや安いとはいえなくなった家電量販店とは比較にならないくらい安いだけでなく、あの独特の怪しさが遊園地的雰囲気をかもし出しているのがおもしろい。路上販売のマジコンとか古いふるいノートPCのバッテリーだけとか、タダ同然のがらくたの山とか、歯止めの利かないモノの氾濫。フリーマーケット的な、「解放区」的な気分もある。一種のサブカルチャーのプラットフォームとしての側面もありそうだがこちらは脆弱でたいしたものには思えない。
最近は一種の観光地としても機能しはじめているようで、人出も増え、それにあわせてレストランやカフェができて町のテンションが上がっているようにみえる。外国人の姿も多く、昔は外国人といえばいかにも怪しげな共産圏のひとびとが目についたが、今は観光できたアメリカ人の一家が楽しそうに歩いているのに出会う。
人出をながめているとあらゆる年齢層がいて、アマチュア無線の時代からアキバに来ているような年寄りから高校生まで幅広い。それにしてもあいかわらずだが、地味でセンスの悪い服装があふれている。着るものに対する可処分所得の配分が少ないひとびとというべきだろうか。
店から店へと歩き回り、気がつくと日が傾きかけている。買ったものといえばUSBケーブルとかちょっとした小物ばかり。どれもきわめて安かったが安さだけを求めるならほかの方法もあるはずで、結局のところ目的は買い物ではないのかもしれない。

上の文章をアップロードしてから3時間後、日曜日の秋葉原で通り魔殺人事件が起きて7人が刺殺された。死者はさらに増えるかもしれない。たった1本のサバイバルナイフがわずか5分のうちにこれほどの人を殺したことに唖然とする。秋葉原という町との相関は不明だが、この事件の24時間前にそのあたりにいたわたしは状況を鮮明に想像する。
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by hatano_naoki | 2008-06-08 09:40 | 日日
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