Bophanaのブログを久しぶりに見に行ったら、今日書き込まれた活動休止のメッセージが目に飛び込んできた。
Bophanaのブログのプロフィールには「山田里香(Vo.&Shaker)、小池龍平(G.&Vo.)、織原良次(B.)による サンバ、ボサノヴァ、MPB等のブラジル音楽を独自の解釈で演奏するアコースティック・トリオ。2003年4月結成。」と書かれている。 ボーカルの山田里香さんとは偶然知り合って一度か二度会ったことがある。それも彼女の音楽性に魅力を感じたからではなく、お母さんがカンボジア人だというのがわたしにとってのキーワードであったので、そこからシハヌーク時代にプノンペンに住んだことのある彼女のお父さんにインタビューすることにもなり、その結果は『キリング・フィールドへの旅』の中に書いた。 彼らの音楽についていえば野外ライブをちょっとだけ聴いたことがあるという程度でしかなく、そのときもはっきりいって彼女の声だけを聴いていた。しかし人間の歌声というものは実に感情を載せて飛翔する乗り物であるので、そのライブは実に印象深く豊かな感情となって記憶に残った。 ある音楽的な結合がほどかれてそこにいたメンバーがゆっくりと拡大する星雲のようにお互いの距離を広げてゆく。そこでなにが起き、どのようなプロセスをたどっていくのかはわたしにはわからないが、一抹のさびしさのようなものを感じるのは事実だ。 わたしの知る歌い手がこれからどのような旅に出るのか、なぜだか気になる。
by hatano_naoki
| 2008-06-30 21:05
| 歌が私を・・・
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