プーケットには今から四半世紀もまえに行ったことがある。
バンコクから夜行列車でハジャイまでいき、ハジャイからバスでプーケットに入った。そのころはヒッピーめいた貧乏な旅行者しか行かないような辺鄙な島であり、しかし地中海クラブが建設中で本格的なリゾート開発がはじまろうとしているところだった。 わたしはソンテウでカタビーチまで行き、椰子の林の中にまるで鳥かごのように置かれた竹でできたバンガローに泊まり、丸一日を浜でビールを飲んですごした。 その十五年後、成田発プーケット行きの直行便で空港に着くとそこからタクシーで北部にある広大なビーチリゾートの一角を占めるリゾートホテルを訪れた。 一軒家形式の客室が広大な敷地にちらばっている。汗ばんで部屋に戻るとエアコンが効いていて、乾いて涼やかな空気がわたしを包む。部屋は清潔に整えられ、ベッドの上には毎日、花とちょっとしたギフトが置かれているのだった。 (追記) どうでもいいはなしだが、このとき持って行ったのがSONY製のDSC-F55Kという単焦点のデジカメだった。当時のニュース記事は「一般市場向けのデジタルカメラとしては初の200万画素級CCD搭載機」と書いている。重さ約300g、レンズは回転式で、35ミリ換算で37mm相当の単焦点。バッテリー駆動時間は液晶バックライトON時で約50分。価格115,000円。当時のメモリースティックは最大でも16MBで価格は7,700円。 [SONY DSC-F55K]
by hatano_naoki
| 2008-11-20 21:24
| 旅の記憶
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