書籍版『沖縄勉強ノート』(仮題)を書く(3)
このブログに書いた『沖縄勉強ノート』は文章量だけを見れば十分に一冊の本になる。しかし内容を読み返してみるとやはりそれは読書メモであり雑文であって書くべきことが欠けているし、全体にブログの気楽さが垣間見える。ほとんどの文章は推敲なしに書かれた。
書きはじめたのは2005年の秋だからそれからだいぶ時間が経っており、内容によっては情報のアップデートが必要になっている。またその後沖縄に行って見聞したことはどこにも書かれていない。そう考えるとかなりの部分は捨て、改めて書かねばならないし、一番の問題として読んで楽しめる文体にしていかなければならないだろう。なにしろ殺風景な文章だ。
それですこしずつ以前の文章の取捨選択と配置の作業をはじめている。文体は体質みたいなものでもあり、すぐに直せるわけでもないので半ばあきらめているものの、それでも良質な文章、読んで刺激を受け、アジテートされ、なにか行動を起こしたくなる文章、あるいは書かれた内容よりももっと深い思考に降りていくきっかけになるような文章を目指してみたいものだ。ある意味ではどんな文体を作れるかが最大の課題であり楽しみである。
まとまるのがいつになるかわからないけれど、なんとか本にしたいという願望があるからこそ作業をはじめたわけで、そういう気分になったのは『カンボジアノート』を書き始めた6、7年前以来久しぶりだ。そういう小さなこわれやすい兆しを大事に育てていこうとしている。
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by hatano_naoki | 2009-03-22 07:16 | 沖縄勉強ノート
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