このブログのサブタイトルにもなっている「神は細部に宿る」ということばについては、いつだか忘れるくらい昔から気になっていた。
このことばから発せられる雰囲気というか香りというか、謎めいた空気がすてきだと思ったけれども、いまひとつよくわからない。その真の意味の周囲を旋回しながら、結局のところよくわからないのだった。 だがそういう状態でながい時間が経つうちに、この「神は細部に宿る」ということばについて、いろいろな角度から、自分のできる範囲で探索を本格化させてみたいという気分がすこしずつ強くなっていった。 そしてある日、このテーマについてのフィールドノートを用意していた。このなにげないできごとは、何年かかるかわからないにしても、このテーマの探索をつづけていっていつかは本にまとめるという作業を自分に課したことを意味している。 文章を書くうえでのこれまでのさまざまな失策からまなんだので、焦ってはいけないと自分に言い聞かせる。先走り、結論を急ぎ、とりちらかった短文を生産しつづけても結局うまくはいかない。時間はたっぷりあるわけではなくてむしろその逆だが、だからといって急ぐわけにはいかない。 まずはかんがえる材料を集め、それらの量を増やし、またなんらかのひらめきを生みそうな場所に適当な時期にいくことにしよう。 このように書くということは、ようするに自分を追い込むということだし、自分が書くことを決めたことの確認でもある。 さて。
by hatano_naoki
| 2012-02-14 06:54
| 神は細部に・・・
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