坂道
d0059961_1993421.jpg私が毎日ではないにせよ上り下りする坂道は、武蔵野台地の上と下とを結ぶ古い切り通しの坂道である。
台地の下には谷が走り、神田川が流れている。コンクリートの護岸ににおおわれたなんの変哲もない都会の川だが、4月になると汚れた川面を無数の桜のはなびらが流れてゆく。
坂はいくらか急であり、以前は両側に森の中と見まごうような草むらがあって秋にはススキさえ咲いたものだが、安全対策によっていささか殺風景になってしまった。
考えてみると、この坂を私はもう40年もたどっている。坂道を人生にたとえる趣味はないが、坂という存在は地形におけるアクセントであり、またひとつの地平からもうひとつの地平へと移ってゆくという変化のポイントであることはたしかだ。
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by hatano_naoki | 2005-12-20 19:09 | 写真日記
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