「カンボジア・ノート」(仮題)の原稿は2つに分かれることになった。
今年の秋ごろ、2冊の本が同時にできあがるはずだ。 この原稿にはまったく手がかかる。その理由は自分でもよくわかっている。場当たり的に書いてきたからだ。ただ、これには仕方がない部分もある。つまり自分の頭の中に蓄積されたものを取り出すのではなく、考え調べながら書いてきた。思考の迷走が結果にも出ている。 2冊の本は当然のことだが文体とか構成とかもふくめて一対のものだ。これは体験としてもなかなか楽しい。 2冊にしようとするとまず原稿のどこに穴があるかが分かってきた。書かれるべきことがまだ書かれていない。それを書かなければならない。 こう考えるうち、今書いている「古い時代」「近代から現代」に「インタビュー(=ひとと現代社会)」と「旅日記」を加えた4冊にしたいと思いはじめた。 「インタビュー」はさまざまな職業・境遇にいる普通の人々からの聞き書き。「旅日記」はバイクでカンボジアを旅するロードムービー的な内容にしたい。あとの2冊は来年の宿題になる。
by hatano_naoki
| 2006-02-10 20:14
| カンボジア
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