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「悪意あるプログラム」のゆくえ
インターネット上の「悪意あるプログラム」のゆくえについて、McAfeeのスタッフがこんな予測を行った。
「1986年から2000年までの「趣味目的」から、1990年代後半から現在までの「犯罪/営利目的」に移行した」
「携帯電話に保存されるデータ量が増え、決済機能が搭載されるようになったことで携帯電話内のデータ価値が高まり、携帯電話への攻撃が徐々に増える」
「将来的にはサイバーテロを目的とするマルウェアが作成される」
といった指摘は、確かにそうだろうなという説得力がある。第三世界の悪意と憎悪は先進諸国をサイバーテロで攻撃するようになるにちがいない。なぜならサイバーテロはテロリストの側にいる民衆と自分たち自身の消耗を最小限にとどめつつ、少ない資金と人的資源で大きな効果をあげる、まさに理想のテロリズムであるからだ。その意味では、高層ビルに旅客機を突入させる手法は爆弾を抱いて敵の中で自爆する旧来のテロリズムの完成形といえるかもしれない。テロリズムにおける新しいパラダイムがもうすぐやってくる。
by hatano_naoki | 2006-11-21 00:14 | ネットとデジモノ
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