『アンコール遺跡を楽しむ』改訂版の執筆作業を少しずつ進めている。文章をかなり削りながら多少の追加をする。全体のぜい肉落としが終わったところで本格的な書き加えの作業をはじめようと考えている。作業をしながら、半ページくらいのコラムを30~40本くらいちりばめるのもいいかなと思ったり、脚注ではなく本文中に注釈を割り込ませたらどうかと考えたりしている。
文章を読み返していると、アンコールに関して確かな知見というものがどれだけあるのかという気がしてくる。私が知りえたのはほんの一部分にすぎないが、それでも書くことに負の圧力を感じてしまう局面が多々ある。何かを書こうとするとそのことに関する付帯的な説明をあれこれ書かなければならないという気になってくる。しかしそれでは読者は混乱し、わけがわからなくなることだろう。何とか、前の本よりは切れ味のいい、コンパクトな、情報密度の高い、実用的な、それでいて志の高い、そして売れる本にしたい。
by hatano_naoki
| 2007-03-07 20:58
| カンボジア
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hatanonaoki@gmail.com website: アンコール遺跡群 フォトギャラリー Twitter: hatanonaoki [最新刊] 詳細 『アンコール文明への旅』 『キリングフィールドへの旅』 カテゴリ
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