入手して最初にしたことはPCへのActiveSyncのインストールと、挿入した4GBのSDHCの読み書きを可能にするためのSDHC.777.CABのS11HTへの導入だった(これがないと2GBまでしか使えない。S11HTは仕様上は32GBまでいけるらしい)。
それからCP/M Player for Win32とZORK I/II/IIIを入れてみた。表示されたZORK Iにちょっと感激。ただし予想されたことだが画面上の文字が小さく、老眼にはちょっとつらい。エミュレータであるCP/M Player for Win32には文字色を緑色にできるオプションがあり、これは昔のグリーンモニターの再現だ。 つぎに動画再生の能力をチェック。320×240、300MB、700kbpsの動画(WMV形式)がほぼ問題なくフルスクリーンで再生できた。つまり映画一本分の巨大ファイルが分割せずに再生可能であり、かりに8GBのメモリなら映画二、三十本分を入れておけるわけだ。 次にIPAフォントをいれて青空子猫で青空文庫からダウンロードした源氏物語を表示してみる。見やすいようだ。 内蔵のBluetoothにHIDプロファイルがあったのはうれしかったが、Stowaway Bluetooth Keyboardを認識はするものの入力できず、とちゅうであきらめた。 ブラウザのMinimoCEはどうもうまく動かないようだ。 GPS関連ではGPS Viewer/VisualGPSce/Simple Loggerをインストール。まだ実際には使っていないがちょっと試したところでは衛星捕捉の能力はまあまあのようだ。 画面キャプチャはKTCapt。 S11HTに対する期待はいまのところ裏切られていない。パフォーマンスも予想に近い。実用になるかどうかはこれからの試行に依存しているが、すくなくとも超ミニPCとしての面白さは期待通りだ。一方インターネットアクセスにはそれほど魅力を感じない。Internet Explorerのできがよくないということもあるが、2.8インチ、QVGAのインターネットの限界はよくわかっているつもりだ。WX310Kでのインターネットにしても、もっとも役に立ったのはGoogleだった。 ※買ったときもらった『S11HTガイドブック』には標準で(SDHC.777.CABを入れなくともという意味だろう)8GBのMicroSD(SDHC)が使えると書いてある。日本仕様ではSDHC対応にしたのだろうか。
by hatano_naoki
| 2008-03-29 23:14
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