blackberry9900をつかいはじめて5日。
実につかいやすい。 これまではiPod touchとの併用でblackberryの弱いところを補ってきたのだが、iPod touchは出番が目に見えて減った。これ一台でもなんとかいけるかなと思わせる仕上がりになっている。 これまでのblackberry9000の一番弱いところはウェブ閲覧だったが、9900になってからブラウザの動作が満足できるようになったし、画面がすこし大きくなり、タッチパネルになり、かつ精細になったのもいいかんじだ。トラックボールから解放されたのもおおきい。 全体に処理がおそかった9000よりもだいぶはやくなり、特にEPWING辞書についてはデータを内蔵メモリに移した結果、検索がめざましく改善された。 また、これまでの9000ではちょっとアプリを入れただけでもメモリの残量を気にしなければならなかったが、それも解消された。このあたりもストレスフリーになった。 画面が4インチ超のスマートフォンが増えているいま、3インチに足りない画面の大きさに文句をいうひとが多いのは理解できるが、使ってみると、前面に物理qwertyキーボードを配置したこととのトレードオフでこの画面サイズになったことは納得できる。 逆にいうと、それくらい前面qwertyが好きかどうかでこの機種の評価がきまるわけで、結局、スマホで文字をたくさん入力したいかどうかが分かれ道ということだ。わたしの場合はスマホで物理キーボードで文章が書きたいのでこれをえらんだ。それこそこれで100枚くらいの文章を書こうかといういきおいだ。キーボードの質もいいようで、とても打ちやすい。 実際にはスマホで大量のテキストを入力するニーズはほとんどないはずだし、おそらく入力データは減っている。たとえばタッチパネル入力の普及によってメールの長さはますます短くなっていくだろう。もっともこういう状態は音声入力などほかの入力手段によって変わるかも知れない。 不満な点は、やはりバッテリの弱さにつきる。対策としては予備のバッテリを用意しておいて交換するという運用より、モバイル電源で補うほうがいいと判断して、わたしの場合はpanasonicのモバイルブースターを持ち歩くようにした。しかし軽い使いかたならば朝から夜まではもちそうで、いまのところモバイル電源の出番はない。 一方、これまでのblackberry9000は置き台を自作してデスク上の時計、音楽プレーヤー、ラジオになった。9000のスピーカーはありえないほど音がいいので、こういう用途にはぴったりだ。 ビデオクリップを見たり、フォトフレームにするのもいいだろう。 工業製品としての9900はこれまでゆっくりと長い時間をかけて成長してきた従来型のblackberryの最終形、完成形だという印象だ。よくもわるくも成熟していて、その成熟した雰囲気を楽しめるかどうかで評価が決まるだろう。個人的には前面物理qwertyという形式にはまっているので、blackberryをあと何台かは輸入で追加したいと思っている。 #
by hatano_naoki
| 2012-04-06 05:58
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