DoCoMoがBlackberry9900を発売するのを何ヶ月も待っている。
blackberryがマイナーな存在である日本のユーザーの悲哀をたっぷり味わっているわけだ。 たぶん2月末か3月のあたまには出てくるようで、そうかんがえればあと1ヶ月を楽しんで待つのが精神衛生上もいいにちがいなく、Amazonのサイトをさまよってはアクセサリー類を物色して時間をつぶしている。 9900の充電用ポッド、予備のバッテリー、携帯用の充電器、バッテリドアなどを吟味しては買い物リストに登録する。アメリカではこういうアクセサリーは種類もずいぶんあってその質もいろいろのようだから、サイト上の情報からなんとか良質のものを選び出そうとしている。 9900が来ればいま使っている9000は退役するけれども、まだまだ使おうと思っている。退役軍人としての老後が待っているわけだ。 具体的には家におきっぱなしにして(ポッドにいれたままで)、WiFi経由でインターネットラジオ、辞書、フォトフレーム、置き時計、音楽プレーヤーとして使ってみようかと思っている。それにあわせてバッテリドアも新調したいし、くたびれたバッテリーも新しいのに換えておきたい。 あれやこれや、Amazonで買うべきものがあるわけだ。 そこまでして準備したいのは、やはりBlackberryというデバイスが気に入っているからだ。 ここ1年半ほど使ってみて、予想通り入力がしやすいことがどれほどすごいことかを思い知った。結局のところ、自分から発信してなんぼということだ。情報を消費するのはうんざりであり、いかにへぼくとも生産して提供すべきなのだ。フルタッチのデバイスなどみんなまとめてくたばれという思いだ。 というのは半分はウソであり、実際にはBlackberryのマイクロキーボードに最高の星5つを与えるとしても、フルタッチのiPod touchとのコンビネーションで使っている。見る/読むのはiPod touchで書くのはBlackberryというフォーメーションでいっているわけだ。 現在のところ、この組み合わせはかなりいい。 それにしてもiPhone/iPod touchの3.5インチという画面サイズは絶妙だと使ってみて思う。必要にして最小の画面サイズ。これ以下ならばマニアックになる。このサイズを割り出したアップルはやはり只者ではない。 Blackberryは滅びるのかなあと他人事のように思う。 次期の主力になるのかもしれないコードネームLondonのデバイスはなんの魅力もかんじさせないフルタッチのデバイスだ。前面にマイクロキーボードを載せたデバイスは画面の大きさに制約をうけるから、どんなにがんばっても3インチがいいところだ。これではiPhone/Androidには勝てないと誰もが思っているのだろう。 個人的にはきょう体の大きさを変えずに画面が3インチになるだけでタッチスクリーンを持つデバイスとして成立すると思うし、そこがひとつの到達点だと思っている。 だがRIMはそうはかんがえない可能性が高そうだ。 その結果、前面キーボード型のBlackberryは滅亡がちかいといううんざりするような結論が導かれる。 実際にはどうなるのだろうか。 すくなくとも9900で今後の2年はいけるだろう。その先はまだかんがえてもしかたがない。 できることなら前面キーボード型のBlackberryをやめないでね、RIM。 #
by hatano_naoki
| 2012-02-05 17:10
| ネットとデジモノ
国立社会保障・人口問題研究所という機関が今後の日本の人口の推移に関する予測を発表した。
2060年、つまり半世紀後の日本の人口とその世代別構成などを推計している。ここまではまあ科学的な作業であって、それなりに将来を予測しているということだと思う。 報告書の本体では、平成22年の国勢調査の時点で1億2800万人だった日本の人口は、2060年には8700万人を切ると予測されている。 ところでこの本体のあとに付け加えて、おまけのように控えめにもうひとつの予測が載っている。 2110年までの推計値、つまり100年後までの予測である。 こっちのほうは予測としては精度が落ちるのは自然のなりゆきで、100年先なんてパラメーターが多すぎて手に余るからほんの参考ですよというのが伝わってくるけれども、これによるといわゆる中位推計で2110年における日本の人口は4000万人をすこし超える程度ということになっている。 2060年の8700万人でさえ大変な減少なのに、2110年にはわずか4000万人。 ざっくりいって、50年後には現在の3分の2、100年後には3分の1にまで日本の人口は縮んでいくわけだ。 これはちょっとすごい。 4000万人の人口で、しかもその4割を65歳以上が占める100年後の日本は世界の中でどんな国として存在しているのだろうかとかんがえるとぞくぞくしてしまう。 そもそも独立国家として存続しているのだろうか。 アメリカはすでに衰退してしまってあてにならず、インドとともに世界の二大強国である中国の傘の下でかろうじて生き延びているのだろうか。 暗澹たる思いだ。 これでは国としてもたない。 その暗い未来に向けて、それほど深刻に思い煩うこともなしに日々をそれなりに楽しく送りながら、われわれは時代のジェットコースターに乗って突き進んでいるわけだ。 人口の問題というのは巨大な船の舵を切るようなもので、そのベクトルを急に変化させることはできないから、日本の人口の減少はまず避けられないのだろう。ゆっくりと衰弱していく老人のように日本はゆるやかに死んでいく。 人口減少の危機のなかで、中国や東南アジアから若年層の移民を受け入れるということが行なわれるかもしれない。 4000万人の若い移民を受け入れれば日本の若返りは一挙にすすみ、活力をとりもどすだろうが、一方で日本に住むひとの半数は中国か東南アジアからきたひとびととその子孫で占められるようになり、日本人という民族そのものもおおきな変容をとげることになる。 しかし高齢化が急速にすすんでいる中国は、その頃には若い移民を日本に供給する力がなくなっているかもしれない。すると頼りはインドだろうか。妄想はいくらでもふくらむ。 何十年か前にヨーロッパで街をゆらゆらと歩いてく老人たちをみながら、彼らはずいぶん衰退してしまったんだなと思ったものだ。その頃の日本はギラギラしていたがヨーロッパはすっかり枯れてみえていた。 しかし結局、問題は日本のほうにあったのだ。 さて、どうしたらいいのだろう。 現実的にかんがえれば、まず、未来予測などあたったためしがないと切って捨てることもできる。 そのうえで、結局われわれにはできることしかできない、国家の運命は常に歴史の腕のなかにあると覚悟を決めて生きていくということかもしれない。 日本という国家はいまや実に頼りないし、誰が将来を見透して舵を切っているのか、あるいはなにもしていないのかさえもわからない。たぶん舵は誰の手のなかにもないのだ。いやー困ったもんだね、日本はだめだねとかいいながら結局、自分も見物する側に座っている。 生存の瀬戸際で呻吟するまでにはまだすこし時間があるようだ。 #
by hatano_naoki
| 2012-02-01 12:22
| 日日
週間アスキーPLUSでで「iPhoneのホームボタンを使わない方法」というのが紹介されていたのでさっそくやってみた。ただしわたしの場合はiPhoneではなくてiPod touch(4G)。
記事はこちら。 くわしくは記事を読んでほしいのだが、ようするにiOS5を載せたiPhone/iPod touchでホームボタンを押すという動作を極力抑えた操作が可能になる。 この設定をすると画面には小さな白い丸が常時現れるようになり、どの画面からでもこの白い丸を押すと4つの動作を実行できるメニュー画面が出てくる。そのなかにあるホームボタンにタッチすると、物理ボタンに触れずにホーム画面に復帰できるというわけだ。 この操作方法はハンディキャップを持つひとのために(つまり物理ボタンを押す操作がしにくいひとのために)実装されたらしいが、やってみてこれはずっと使っていこうと思えるような快適さだった。 もちろんひとによって感想はちがうとは思う。 個人的にはiPhone/iPod touchの物理ボタンを押しこむかんじがあまり好きではない。壊れそうな気がするし、力もかかる。なんとなくiPhone/iPod touchの操作体系から浮いているような気がする。 一方、この操作(AssistiveTouch)はスムーズだ。ほぼ画面をタッチする操作だけで完結できる。 ただしその代償として操作には手間がかかる。 画面にあらわれている白い丸は移動できるが、ひとによってはわずらわしくかんじるだろう。ホームの物理ボタン3回押しで消すこともできるが、それも面倒だ。さらにこの白い丸を押して現れる選択画面からホームへの復帰アイコンにタッチしなければならない。 しかしすぐに慣れた。 画面に常駐している白い丸を動かしてはじゃまにならないようにする→白い丸を押して操作画面を出す→ホームへの復帰アイコンを押す、という一連の操作がすぐに苦にならなくなった。 なによりも操作がなめらかなタッチだけで完結するのが快適だ。 こういう操作が可能であることをこれまでまったく知らなかった。週間アスキーPLUS、よくやった。 #
by hatano_naoki
| 2012-02-01 06:55
| ネットとデジモノ
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